しばらく更新もせずに、いきなりで申し訳無いのだが、僕は日々快便なのだ。
家はもちろんのこと、コンビニ、商業施設など、あらゆるトイレのドア付きの方を利用しまくっている。
そんな、日々県内のトイレを飛び回っている僕だからこそなのか、ひとつ、不思議というか疑問がある。
度々、家以外のトイレを利用すると遭遇するのが、大を流してない放置トイレ。
不愉快極まりない。
もうその便器など使用したくもないが、こっちもそないコンディションは良くないので泣きながら他人のヤツをぶん流してから精神統一に入るわけだが、ここで先ほどの疑問だ。
トイレの大、流さないヤツの利点とは
己の大を流さない犯人は、一体どんな利点があってこの様な残虐極まりない犯行に及んだのか。
僕はその便器に座って真剣に考察してみた。
だが到底、僕の様な真人間には身から出た実すら始末出来ない奇人の行動など理解できるはずもない。
というか思い当たるのはその奇人にとってもプラスどころかマイナス要素しかないのだ。
まず大を終わらせて流さずにトイレを出たところにだ、
次の順番待ちをしていた人がいた時の恐怖を考えたまえ。
デアデビルのようなマスクでも付けていない限り、顔バレは必至だし、それが例えばもし知り合いであったなら、
「あいつ、己のウンコすら流してなかったぞwww」
などとそのセガレの写真とともにツイートでもされた日には反逆者の焼印を押され、その瞬間から外も出歩けないであろう。
ただレバーを押すというだけの、なによりもシンプルな行動をなぜしないのか。
もしレバーを押すのがめんどくさいというのなら、そいつはドアノブをひねるのもめんどくさいし、ズボンを脱ぐのもめんどくさいはずだ。
歩くのもめんどくさいだろうし、起きるのもめんどくさいだろう。もう寝床で寝たまますればいい。
まぁともかく、何もかもめんどくさいで済ませたがる人ほどめんどくさい存在はないのだ。
考察を続ける。
例えばそれが誰かに対する腹いせだったらどうだ?
「以前、俺がトイレ入ったらテンコ盛りのトグロを巻いたブツを流してなかったんだ。だから俺も流さないでやる。」
なるほど。
そうなってくると気持ちは全くわからないでもない。
だがしかしだ。
そんなことをしていては負の連鎖は止まらない。
たちまち世界中はトグロ兄弟だらけになってしまう。
それならグッと堪えて自分で断ち切ってしまおうじゃないか。
やられたらやり返すってのはケースとして間違ってないこともあるが、個人的にはあまり好きではない。
ましてやそれが今回の様に敵がハッキリしていないケースであれば言うまでもない。
知らない誰かのモノにイラついて、それの腹いせにまた知らない誰かを傷付けるなんてもはや無差別殺人の考え方だ。
あいつがやってくれないから俺もやらない
これは意外とよく耳にするフレーズのように思う。
じゃあまずお前がやれ。だ
自分からラブを与えなさい。
ラブを与えられるのを待っているなんて、あまりに身勝手過ぎる。
そんな考え方が蔓延してしまった優しくない世界なんて住みたくない。
斉藤和義は言った。
「優しくなりたい」
ZORNは言った。
「優しくない奴クソダサい」
ラブはあげなきゃ返ってこないと思ってもいいと思う。
テイクアンドギブじゃない。
ギブアンドテイクだ。
まず与える。
もっと優しくなろうよ。
まずは、ただ自分のウンコ、流すだけじゃないか。
written by ハマゾノリョウジ
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