「やさしそうだね」
そんなことを言われることはとても嬉しいこと
しかしながら、残念なことに、人は相手に対して言うことがない時にその言葉を投げつけてくるケースが大半なのだ
容姿を褒める箇所が瞬時に思いつかない場合、「優しそう」という便利且つ好意を抱いているかの様な言葉をポイっと投げつける
時代は容姿についてとやかく言うのをタブー視する傾向にあるがそれは姿形を変え、僕の元へとやってくる
誰も悪くないが故に残酷
時代は変われど容姿は変わらないのだから仕方あるまい
しかし「優しそう」という言葉をいただいた以上、優しくありたいと思うのは僕だけか
優しそうという適当に投げつけられた言葉すら裏切らない本当に優しい人間になりたい
適当に投げつけた人を「適当に投げつけた人」としない為にも僕が優しくある必要があるのだ
しかし現実はどうだ
ちょっとしたことに腹を立て、苛立ち、日々頭に血を昇らせ寿命を縮めている
人に対して、時には己に対して
僕は思う
人はそれぞれだ
生まれも育ちも考えも全て様々
ならば、人の行動にいちいち腹を立てず、そいつの行動・意図を理解できれば少しは優しくなれるのではないかと
もちろん度の過ぎた犯罪等は別問題だが、それ以外はその人にも理由があるんだろうと思えることは大事なのではないか
そこで僕は様々なムカついたケースを全て洗い出し、そいつが「なぜそんな行動をするのか」想像し、理解し、受け入れ、イライラしない訓練をすることにした
想像出来れば「まぁそんなこともあるか」となれるはず
僕はそういう男になりたいのだ
次回から不定期に「イライラ低減訓練日記」と称してアップすることにする
世の中が少しでもギスギスしないために
なんて気の利いたことは思わず、全ては僕がイライラしないために
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