流れて行き続けるあけましておめでとう written by ハマゾノリョウジ


新年あけましておめでとうございます
 

今年も何卒よろしくお願い申し上げます
 
 

2020
 
 

新年どないお過ごしでしょうか

 

あたいは31〜元日にかけて年越しキャンプをしてまして、もうドンチャン騒ぐこともなくしっぽりやっておりました
 
 

今年も基本的にユルく生きたいと思います

 
 
 

「あけましておめでとう」はお正月ならではの挨拶みたいなものでお正月自体日本最古のイベントみたいです
 
 

大体こう言う類の当時の流行に敏感なのは若者だ
 
 

若者が当時「あけましておめでとう」にドハマリした結果が今のお正月の姿だろう
 
 

若者、中でも女性の若者にウケるとそれは流行るのだ
 
 

その「あけましておめでとう」クラスのロングランな流行言葉も「あけおめ」なんて濃縮されて、且つその濃縮版も遂に市民権を得始めてきた

 
 

若者は凄い
 
 
 
パワフルだ
 
 

かつて「チョベリグ」と言われてたものは「超ベリーグッド」の略
 
 

この日本語と英語の混合語を自分で作っておきながら、それをもめんど臭くなり略してしまうという妙義
 
 

そしてそれを世に浸透させてしまう若者の拡散力
 

飽きるまで日々所構わず使い続ける忍耐力
 
 

しかしこの流行言葉はその流行が去ってしまえば即死語だなんだ言われて古いだオヤジだ言われてしまうのだ
 
 

つまり若者に飽きられては終わりだ
 
 

飽きられる前に大人に浸透し、全世代に浸透し、広辞苑に載ることで世の中に標準装備されるところまでいかなければ消え去ってしまう
 
 
 

もし仮に僕らが普段から使っている言葉
 
 

例えば、なんでもいいのだが、「また明日ね!」
 
 
 
この言葉を若者が面白い!と感じてしまって流行ってしまったら終わりだ
 

また明日ね!の寿命はカウントダウンへ投入してしまう
 
 

先ほども言ったように流行でその後もずっと残り、市民権を得るなんてことは相当難しいことなのだ
 
 

それ故にあけましておめでとうがここまで流行り続けているということは、やはり相当凄い
 
 
 

思えば挨拶の類は変えさせようと試みても市民権を得るまでにはなっていない
 
 

 

市民権を得た「あけおめ」「こんちくわ」などはあくまで原型を残し、原型を留めていないという流行り方はしていない
 
 

「おっはー」「こんばんみ」「しもしも」
 
 
 
こちらは市民権を得る前にこの世から姿を消したものだがやはり原型がなになのかはわかる

 

やはり日本人として、そこは流行で丸々言い方を変えてしまうのはどうかという先人たちへの無意識な敬意の表れなのかもしれない
 
 

だってきっと女子高生の手にかかればあけましておめでとうの姿形を変え、拡散、浸透させることなんて容易なはずなんだから
 
 

我々は女子高生とうまくやっていかなければ簡単に潰されるのは間違いないだろう 
 
 
2020も我々は女子高生に媚をうって生きていくのだ
 
written by ハマゾノリョウジ 
 
 

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