鹿児島にある動物園　
　
　
そう、泣く子も黙る「平川動物公園」だ
　
　
僕自身、２０２０年、５億年ぶりに来てみた　
　
　
　
平川動物公園地図
　
　
　
細かい説明は行けばわかるので省くとして、個人的感想をね

まずなんせ５億年ぶりなので懐かしかった　
　
　
綺麗になっていたり、改装されてたりしたからか、大分変わっていたものの、随所に５億年前のバイブスが感じられ、ノスタルジックな気分にさせてくれる　
　
　
子どものために行ったが、僕はまずゲートをくぐって思った　
　
　
　
「ここは大人のためにあるんだ」　
　
　
　
　
そんな視線で園内を順路に沿ってぐるり　
　
　
とはいえもちろん純粋に動物たちの大きさや可愛さにやられながら楽しめた　
　
　
中でもダントツで僕の心にクリティカルヒットしたのはコイツ　
　
　

　
　
木の上に威風堂々とたつもの　
　
　
それはまるでエベレスト登頂に成功した指折りの登山家が山頂にフラッグを挿した絵の様　
　
　

　
　
　
奴の名はボルネオオランウータン
　
　
わりかしぬったりと木を登るので登頂途中、ちょいちょい目が合うのも高ポイント　
　
　
　　

全貌は是非その目で見て欲しいのでここにはシルエットのみUP
　
　
まじでかっこいいので心して見て欲しい　
　
　
　
　
そしてやはり平川動物公園といえばこれだ　
　
　

　
　
１５分おきに扉から白雪姫が出てきて音楽に合わせて踊るといった子供達に人気のものだ　
　
　
　
僕は幼い頃、この白雪姫がどうしても怖くて出てくる度に大泣きしていた記憶が鮮明にある　

　
今回、当時なぜそんなに怖かったのか解明するべく、改めて見てみることにした　
　
　
一通り園内を回って時計の針は１６時を５分前に控えていた　
　
　
息を飲む　
　
　
当時の僕を大泣きさせていた姫が今、リニューアルされてこの扉から出てくる　
　
　

　
　
　
針が１６時を指し、ついに姫が降臨した　
　
　

　
　
　
リ、リニューアルされていない　
　
　
当時の顔と全く同じであることは僕の記憶が証明している　
　
　
この無機質な表情　
　
　

　
　
改めて見て、その怖さが解明できた　
　
　
姫のその無機質な表情　
　
　
それを取り巻く動物たちの一律な動き　
　
　　

　

　

その動きのメカニズムを決して隠さずあえて見せるテクニック　
　

　

ドレミの歌が流れているが、そのドレミの歌の音質が歪み、不協和音と化した音質　
　
　
そのドレミの歌をかき消す、姫や動物たちを動かすためのギアやモーターの機械音　
　
　
　
とにかくすごい　
　
　
これは今見ても怖い　
　
　
しかしこれは逆にいい　
　
　
あの頃を思い出すために　
　
　
大人たちがあの頃を思い出すために動物園側がこの状態を維持しているのだ　
　
　
これはこのままであってほしいと心から思う　
　
　

　
そして遊園地　
　
　

　
　
　
これもいい　
　
　

　
　
老舗珈琲店のようなクラシカルな空気感　
　
　

　
　
僕は帰り際、改めて思う
　
　
　
　
これは子どものために行くだけでなく、大人になった友達同士で行くのもきっと楽しいと　
　
　
そして、なんでも新しくすればいいってことではない

渋いものは渋いまま維持し、保存していくという良さがあるのだ

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平川動物公園　
　
開演時間　：　９：００〜１７：００　
休園日　　：　年末年始（１２月２９日〜１月１日）　
入園料　　：　一般：５００円　　
　　　　　　　小・中学生　：　１００円　
　　　　　　　年間パスポートあり　
〒891-0133　鹿児島県鹿児島市平川町5669-1
電話番号：099-261-2326