夏になるにつれて虫の行動が活発化してくる
アウトドアなどでは、この虫問題は避けては通れないのだ
中でも一番頻繁に被害にあうのが蚊の存在
一年間刺されない人などいるのだろうかというほどに刺される
刺されて、おまけに血まで抜かれる始末だ
彼等からしたら、「それが生きていくため」なのかもしれないが、こちらとら知ったことではない
しかしながら、あんな軟弱な身体で人間という巨大生物に真っ向から挑んでくるその姿勢はさながら進撃の巨人の立体起動装置を付けたリヴァイ兵長
物凄い肝っ玉の持ち主である
人間に見つかれば即抹殺されるのだが、彼等も生きるために必死なのである
人間はあの小さい生物に、スプレーや蚊取り線香等、様々な武器を開発しては日夜戦っている
しかしその蚊たちが免疫をつけて進化し、鳥くらいデカくなってしまったら地球は恐らく蚊に支配されるであろう
殺虫剤も強力にすればいずれ免疫をつけ、蚊も強くなる
人間側も強力にすればいいと思うのも考えものだ
そういえばこんな話もよく聞く
蚊に噛まれやすいのはO型の人間
もしこれが本当ならば「蚊は人間を外見から血液型がわかる」ということになる
だがしかし、もし外見で血液型がわかり、蚊の好みがO型の血なのであれば、O型の人間だけ蚊に刺されることになるが実際にはそうではない
僕はA型だが蚊に割と頻繁に刺されると感じている
ということはだ、蚊は恐らく外見だけでは人間の血液型など判別は出来ないと思われる
ではなぜ、O型が刺されやすいとの結果が出回っているのか
僕が推測するに、これはきっと蚊のコミュニティによるものだ
蚊はとにかく生きる為に人間を見つけては刺しにかかる
そして刺して血を吸った結果、
「あ、こいつO型やん?」と
そこで終わらないのだ
そのO型の血を吸った蚊は地元に帰り、他の仲間たちに夜の会合で報告する
その人間の外見、住所、氏名、電話番号、性別から生年月日、趣味に既婚未婚くらいまでは血で判別できるくらい、奴等は発達しているに違いない
そこまで割り出せれば、
アイツO型な
となり、後日、マーキング担当の蚊が
「O型である」という、蚊にしか見えないマーキングをしにやってくる
このマーキング手法により、全国のO型の皆さんは軒並み蚊のターゲットとされやすいのだ
しかし蚊も冒険心のある奴等で、常に新しいO型をと、マーキングされていない人間もチェックする
なので我々A型も刺されるわけだ
ここで甘いのは、O型の人間以外は一度吸ったらO型ではないとマーキングしていないところであろう
一度吸って、O型じゃなかったら、O型ではないとマーキングすれば2度も命をかけて不味い血を吸わなくて済むのに、何度もチェックにきては「O型じゃねーわ」という
頼むから一度血を吸ってO型でなかった人間には、O型ではないとマーキングするということを蚊は学んでほしい
そしてA型の僕の血を2度と吸わないでほしい
お前らにやる血はもうないのだ
これは敵である人間からの改善策だ
これには裏なんてないんだ
ウィンウィンの関係を提案しているのだ
written by ハマゾノリョウジ
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