常備 written by ハマゾノリョウジ


この土日は台風だった 

戦後最大と言われた台風10号「ハイシェン」は僕らの住む鹿児島、九州を直撃
 
 

テレビで散々煽られまくった結果、スーパーから水、カップ麺が消え、ホームセンターから養生テープ、ブルーシートが消えた
 
 

僕は新居だが、周囲に建物がなく、最大瞬間風速70メートルと言われる風をバチコリ受けるというのにシャッターを付け忘れたという絶望的状況
 
 

建てて2ヶ月で家がブチ壊れるのではないかという恐怖に怯えた
 
 

なす術なく気休め程度に窓に段ボールを貼り付け、家族のことを考え、シャッター付きの実家へ避難した
 
 

台風は非日常なことなので子どもの頃はテンションが上がったものだ
 
 

 

まだ一歳の娘もなんとなくいつもと違うと感じとったのかテンションが軽く高めだった

 
  
そのあどけない姿に救われつつもやはり自分の家も心配というカオスな心境 
 
 

 

実家のある喜入前之浜は日曜の夜20時頃に停電になり、月曜16時半まで停電していたらしい

 
 

幸いにも喜入の僕の家のある地域は電気は午前中に復旧していた
 
 
 
  
奥さんが気にしていた冷蔵庫の食材も無事だった 
 
 

 

よく言われることだが普段の生活がどれだけ便利か思い知る
 
 
 

本当に有り難みが身に染みる
 
 
 

同時に日々からの備えが大事だと感じる
 
 
 

その時になってバタバタと買い出しするのは少し自分を見失っている風に見えてしまう
 
 
 

冷静なうちに常に備える

 
 

そしてせめて僕の周りの人たちだけでもそう言った時に援助出来るような体制にしていたいと思った

 
 
 

今のところ、僕の周りで被害の報告はそんなにないのでそれだけでもとりあえずよかった 
 
 
しかしこれからもこういった状況はいつくるかわからない 
 
 
 
台風は事前にわかるが、地震など予測不能だ 
 
 
 
せめてまずは家族、自分の大事な人は守れるように普段から備えることは大事と言うかもはや義務な気がしてきたのだ

 
 
 
 
written by ハマゾノリョウジ

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