フィーリングを漢字ろ! written by ハマゾノリョウジ


昔、友人が焼き鳥を食べながら急に言い出した。 
 
 
「巨峰って漢字ヤラシくない?」
 
 
 
焼き鳥を食べてるにも関わらず、巨峰のことを考えてたのかと思うと少し怖くなったが、「そうね。」と相槌をうって盛り上がったのを覚えている。 
 
 
巨峰 
 
 
確かにヤラシい。 
 
 
あれから10年近く経った今日まで、僕は巨峰よりヤラシい漢字をなんとなく考える日々が続いた。 
 
 
そして今回、僕の中で1つの結論がでたのだ。 
 
巨峰よりもヤラシい漢字 
厳密に言うと「巨」「峰」よりもヤラシい漢字の組み合わせ(熟語)はこの世にないということだ。 
 
 
もちろん淫行や、早漏などの言葉は数多く存在しているわけだが、それはあまりに品がないではないか。 
 
 
ダイレクト過ぎる。 
 
もうそのもの以外の何物でもなくて想像を掻き立てられない。
 
 
それに比べて「巨峰」はどうだろうか
 
 
コイツはそもそも果物なんだ 
 
 
それを言葉にするのに、ためらい、恥じらう者はこの世におらんだろう。 
 
 
女子大生に「巨峰ちょうだい!」と浴びせてもセクハラだなんだと騒がれはしなかろう。 
 
 
なのにだ
 
 
なぜかヤラシい 
 
 
これが巨峰の品というものだ
 
 
 
なぜだろうと考えた。 
 

 
まず「巨」という漢字を診よう 
 
 
パッとこの字面を見て「巨人」や「大臣」など、そんなヌルい単語を想像するほどこの世は綺麗じゃないはずだ。 
 
 
いうまでもない「巨乳」、「巨尻」などが真っ先に頭に浮かぶであろう。 
 
 
言い忘れたがこれはあくまで男性目線だ。 
 
 
女性目線で言うならば「巨根」といったところだろうか。 
 
 
 
 
そして「峰」 
 
 
これは言わずと知れたモンキーパンチ大先生が産み出した永遠のヒロイン、峰不二子を想像する他ない。 
 
 
あのスタイル、美貌、そして「世紀の大泥棒でもそのハートだけは盗めない」といったミステリアスな一面をも兼ね備えた男のTHE ロマン

つくづく峰不二子はヤラシ過ぎる
 
  
 
そんなことで「巨」、「峰」とトップクラスのヤラシい漢字が対になれば、それはヤラシく感じるのも無理はない。 
 
 
しかもこれが葡萄であるという現実
 
 
スーパーに「巨峰」と書いてあるとやはり目がいく。 
 
 
こんな白昼堂々、なんてド下ネタを。と錯覚すらしてしまう。 
  
 
 

 
とにかく、漢字にはそれぞれなんとなく感じ方があるのだ。 
 
 
ツイッターでも話題になっていたが、顔も素性も何も知らずに「米津玄師」と聞くとどうしても 
 
  


 
 
こういうのを想像してしまうだろう 
 
 
「米」「津」「玄」ときて「師」で締めくくられるとさすがに 
 
 

 
 
これだ 
 
 
僕だけではない。 
米津玄師本人以外全員この絵みたいなのを想像するはずだ。
 
ちなみにこの絵は杉田玄白だ 

  
 
 

 
とまぁ、話はそれたが、そんなことで10年近く経った今でも「巨峰」を上回るヤラシい漢字の組み合わせの発掘に至っていないので、「これは!」と思うものがあれ是非教えていただきたい。 
 
ここで解明しようじゃないか。 
 
 
     
 
 
 
                       ハマゾノリョウジ

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