ないものねだり written by ハマゾノリョウジ


焼け死ぬ様な暑さが終わり、朝晩ちょっぴり冷え込む季節になってきた
 
 

僕が最も好む季節、秋の到来だ
 
 

しかし昨今のジャパンでは油断していると秋など気付かぬうちに通り過ぎて凍え死ぬ冬へと突入してしまう
 
 

 
 
先日、かれこれ17〜8年付き合いのある服屋の店員さんに何気なく本心をこぼした

 
 

「春と秋だけだったらいいんすけどねー」
 
 

店員さんは言う
 
 

「夏とか冬があるから春秋の良さがわかるんだよ」
 
  

ハッとした
 
 
 

人間はないものねだりをする生き物なのだ
 
 
 

いざ春秋だけになるときっと夏冬が恋しくなり、四季の復活を切に願うことだろう
 
 
 

わかっていたことなのだ
 
 
 

なのに迂闊にもそういった発言をしてしまったのだ
 
 

 
 
 
かつてとある友人が言った
 
 
 

「手の甲におっぱいが付いてたら授業中とかずっと触ってるのになー」

 
 

 

これもまたないものねだりなのだ
 
 
 

そんなところにおっぱいが常備されてしまっては生活の不具合はさておき、おそらくそれに対する興味は薄れゆくだろう
 
 
 

自分にないから良いのだ
 
 

どんなものであれ、やはり隣の芝生は青く見えるものだ
 
 
 

常にそのことを念頭に置き、謙虚に生活していたはずなのに迂闊な発言だった
 
  
 

 
 
自分を恥じ、深く反省すると同時にその日はこんな曲をかけてみました
 
  
 

 

聞いてください
 
 

Rhymesterで「隣の芝生にホールインワン feat. BOY-KEN」 
 

 
 

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