「明日地球が滅亡するとしたら何をするか」
この程度の実にありきたりな妄想は散々みんなしてきたであろう
僕自身もこのテーマに関しては散々妄想し尽くして擦り倒しついに結果が出たのでここで報告する
明日世界が終わるとしてもいつも通りの自分でいる
かつて浜崎あゆみがこんなことを言ってたことを覚えている
とても綺麗だ
例えば家族と過ごすとか、好きなものを腹一杯食うとか、好きな人と一緒にいるとか
綺麗だ
全裸でポテチを食いながらハイボールを呑んでゴロゴロする
一見危険だがこれは無害だ
なんせ明日地球が滅亡するのだ
この程度のことを他人にどうこう言われる筋合いはない
完全なる自己完結である
これも実は綺麗なのだ
だがこの全裸ポテチ野郎がどこでゴロゴロするか
この場所のチョイスが非常に大事だ
例えば自宅で全裸ポテチハイボールゴロゴロはなんの問題もない
むしろ地球が滅亡するからといってわざわざやることにしては規模が足りないのだ
しかしこれがイオンモールのカルディの前となると怖い
別に明日地球が滅亡するのであればわざわざ指摘するやつもいないとは思うが問題は指摘云々ではない
地球滅亡は世の中全員共通の出来事であるということだ
ということは、やりたい放題やっているのは自分だけではないということ
「明日地球が滅亡するなら、、」と突如サイコパス化した老婆に焼き殺されるかもしれないのだ
外で全裸ポテチハイボールゴロゴロをするのはいいが周りも全員やりたい放題やっている可能性があるということを念頭において、この妄想を具体的に進めていく
これがコツだ
しかしながらこれを突き詰めると、地球が滅亡するという情報はどこから、一体誰が流したのだという疑問に衝突する
そうなってくるとおちおち全裸でケツを掻きながら九州しょうゆ味のポテチを頬張ってる場合ではない
もしそれがガセネタだとしたら
アミュプラザのビームス店内で全裸ポテチハイボールゴロゴロをして次の日が普通に訪れたら
もはや元には戻れない
社会復帰は確実に不可能だ
その後どんなに平気な顔をして働いても全裸ポテチハイボールゴロゴロをやってしまったことの事実は変わらない
常にそのレッテルを背負い生きて行かねばならぬのだ
そう考えると明日地球が滅亡するといった予言がどこから出て、どの程度の真実味を帯びているのかしっかり考える必要がある
以上からして、もし本当に明日地球が滅亡すると言われても、僕も浜崎あゆみの様にいつも通り過ごすかもしれない
そして本当に滅亡した時、激しく後悔するがもうその頃には地球には誰もいないのだ
妄想は自由だがこれくらい具体的にやるのが妄想だと僕は思うが、その辺は別にご自由にどうぞってなもんだ
written by ハマゾノリョウジ
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